息子が1歳になる少し前、私はベネッセのこどもちゃれんじぷちを始めることに決めました。始めて半年、最初は我が家にマッチングするか不安でしたが、今のところ「やってよかった!!」という気持ちです。
記録も兼ねて、始めて半年、現在1歳11ヶ月の様子、メリット・デメリットをご紹介します。
- こどもちゃれんじぷち、気になるけど実際どうなの?
- おもちゃや絵本はどういったものを選べばいいのか分からない!
- 正直、子どもと一緒にいて間が持たない!!
- 保育園に行っているから、受講の必要はないかも?
始めたきっかけ
息子が2、3ヶ月くらいの頃から、ベネッセからこどもちゃれんじについての案内は来ていました。当時の月齢だと、こどもちゃれんじbabyです。ものすごく気になりながらも、申し込むことはありませんでした。

付録の漫画は大好きなので、毎回読んでいましたがw
1歳になる少し前、今度はこどもちゃれんじぷちの案内がじゃんじゃん届くようになります。私が子育てに悩み始めた頃でした。
- このまま私一人で育てて、ちゃんと社会性が身につくだろうか
(当時は保育園に入れる予定はありませんでした) - どんなおもちゃを買ってあげたらいいのか分からない
- 発達は大丈夫なんだろうか
(ひよこクラブで紹介されている赤ちゃんたちより少し遅れているような感じでした) - ねんねの頃は寝かしておけばよかったけれど、動けるようになって手先も動くようになってきたけれど、どんな遊びをしてあげたらいいのか分からない
- 一日中一緒にいると、正直間が持たない
悩んだ末に、こどもちゃれんじぷちを始めることにしました。最後に背中を押したのは、意外と安い受講料です。1ヶ月あたり1,700円程度なら、結局おもちゃや絵本を買っていればそのくらい使ってしまうだろうから、いいか!と思ったのです。
こうして始めましたが、実際に始まったころ(4月)には、私は働き始め、息子も保育園に行くようになりました。そうすると、一日中一緒にいるわけではないし、遊びはプロの保育士さんがしてくれるから、こどもちゃれんじぷちは要らなかったのかもとも思いましたが、そんなことはありませんでした!
半年間、こどもちゃれんじぷちを受講した、正直な感想です。

こどもちゃれんじぷちのメリット
発達に合ったおもちゃが送られてくる、この安心感!
おもちゃ屋さんへ行っても、どれを買ったらいいのか分からないですよね。

一応、対象年齢(月齢)は書いてあるんですけどね
実は、私はこの「対象年齢」に結構踊らされたほうです。今思えばあれって、かなり広めに表現されていますよね。
なので、もしかして少しゆっくり目の発達なんだろうかと不安になったりもしました。
こどもちゃれんじぷちのおもちゃは、かなりドンズバで、今の息子にぴったりのおもちゃが届きます。ぴったりというよりは、少し早めです。ちょっと背伸びをすれば遊べるもの、理解できるものなので、ちょうどいい感じです。

簡単すぎてもつまらないよ
その「ちょうどよさ」、「ちゃんと遊んでいる」感じが、私の安心感につながりました。

ごくごく、普通の成長をしているみたい!
普通ってありがたい…
おもちゃや絵本には親の好みが入らないほうがいいのかも!
親が買うおもちゃや絵本は、どうしても親の好みが入りますよね。

私は原色系が好きではないので
どうしても渋い色のものを買ってしまいがちです
子どもって、原色のほうが認識しやすいとわかっていてもつい…
今のところこどもちゃれんじぷちは「はたらく車や電車推し」です。パトカーなどの緊急車両、電車やバス、クレーン車などの特殊車両が多く紹介されています。
私が女の子の親だったら、もしかしたら買い与えていないジャンルかもしれません。私自身、親が古い人間なので、人形などを与えられて、興味のあったミニ四駆は決して買ってもらえなかったんですよね。
こういう精神は、私の親世代には色濃くあり、私自身の中にも無意識に入り込んできてしまっています。
でも子どもの興味ってどこにあるかわからないし、男女で簡単に分かれるものではありません。もしかしたら私は、未来の自動車開発者になるべき才能を持って生まれたかもしれないのに、「女の子だから」という理由だけで遠ざけられてしまっていました。

子どもの興味や才能を
親が閉ざしてしまいたくないですよね

私の親と同じことを、子どもの性別や私の好みで
無意識にやってしまいそうで怖い…
自分で自腹を切って買うとなると、「子どもが本当に欲しいもの」ではなく、「親が買ってあげたいもの」を買ってしまいがちです。

子どもがある程度大きければ
自分で欲しいものを主張してくれますが
0歳~3歳くらいは
親が判断して買い与えてしまいますよね
しかし、強制的に送られてくるおもちゃは、男女関係なく、全ての子どもが興味を持つように工夫されているので「親の思想や好み」が入り込まなく、子どもの興味をふんだんに広げてあげられます。
大好きなしまじろうや家にあるおもちゃが、テレビに出てくる!
DVDが毎月1本付いてくるんですが、最初は「Eテレ見せてるから、歌や踊りはそっちで十分かもなー」と思っていました。
しかし、何度か見ているうちに、「こどもちゃれんじぷちのDVD」と「Eテレ」とは戦う土俵が全然違うことがわかりました。

どっちも大切なの!
Eテレは、同じくらいの子どもたちや、優しいお姉さん、お兄さん、緑の犬などと一緒に童謡を歌いながら踊るというのが、メインです。生活習慣やしつけをテーマにした話、友達とのかかわりあいが学べる芝居もあります。

あと、歌のバリエーションやクオリティが最高!
毎日違う内容!
Eテレ(体操のお兄さんの腕筋)は癒し&活力
こどもちゃれんじぷちのDVDも、やはり歌や踊り、生活習慣の話はあるんですが、それ以上に「我が家にいるしまじろうがでてきて、自分が持っているものと同じおもちゃが出てくる」ということが大きいです。
DVDが始まると、うちの息子は走ってしまじろうをおもちゃ箱から出してきます。それをぎゅっとしながら、ときにはテレビで動いているのを真似して動かしながら、DVDを見ています。
DVDの中でおもちゃが出てくると、そのおもちゃを取りに行きます。あと、DVDと絵本の内容がリンクしているんですが、その部分が出てくると、該当絵本も持ってきます。

最初にその行為を見た時はビックリしました
それまでは、ぼーっと見ているだけで
本当に楽しんでいるのかなあと思っていたくらいなので
「テレビの世界と自分の世界が同じ」ということは、思った以上に息子に感動を与え、内容の理解を深めているようです。
歯みがきやトイレ、帽子をかぶるなどの生活習慣もお任せ!
生活習慣には力を入れているようで、毎月しつこいくらいに(笑)、歯みがきやトイレの話がでてきます。このおかげか、息子は「歯みがきというコンテンツ」は大好きです。

しまじろうの歯を磨くの、好きだよ

ただし、自分がされるのは、まっぴらゴメンらしい
トイレも今のところ大好きです。よく行きたがります。
ただ、一度も成功はしていませんが…。でも、トイレが「楽しい場所」という認識になっているようなので、このままゆるゆるとトイトレをしていくつもりです。
帽子は秒で投げ捨てていましたが、今では外出時に頭をポンポンしながら「ぼうち」と要求してきます。
しまじろうを保育園に連れていくくらい気に入っていて、なんかもうかわいい!!
これはただののろけです。
しまじろうのパペットがとても気に入っていて、保育園へ持っていくくらいです。保育園の教室には持ち込めないので、扉の所でバイバイですが。
買い物にも連れていきたがります。失くさないか心配になりますが、今のところずっとぎゅっと持っているので、大丈夫どころか、かわいすぎて私の精神が大丈夫ではありませんw

こどもちゃれんじぷちのデメリット
おもちゃが増える!今のところこのくらいのボリューム
毎月何かしらが届くので、おもちゃは増えます。しかしベネッセ側もかなり工夫をしているようで、使いまわしができるように作られているものもあり、思ったより増えていないかも、というのが今のところの感想です。
今のところのボリューム↓
まとめて箱に入れるとこんな感じ↓
カラーボックス1部屋の半分くらいを占領しています。
これは来月から届くんですが、同じものがドラムになったり、キッチンセットになったりと、かなり工夫が見られます。
1歳の幅って広いよね…
こどもちゃれんじぷちは、「1歳の子どもの4月~翌3月」で教材が届きます。2月生まれの1歳2ヶ月の子にも、5月生まれの1歳11ヶ月の子にも、同じ教材が送られてきます。

こどもちゃれんじbaby(0歳児対象)は
月齢に合わせた教材が届くんですが
同じ「1歳」でも、こんなにも発達状況は違います。
やっとよちよち歩き、手先はまだあまり器用ではなく、発語がない子のほうが多い感じ。積み木は2~3個積めるくらいで、ごっこ遊びもまだ理解ができない。
もう走れる子が多いし、発語もだいぶある。積み木やブロックの概念も理解し上手に積め、ごっこ遊びの概念もあり。

これはまあ、めっちゃ個人差ありますが
うちや親せきの子どもは、ざっくり上記のような発達でした
これは学年で割っている以上仕方がないことですが、2月生まれの子には少し早すぎるものがあるかもしれないし、5月生まれの子には少し簡単すぎるものもあるかもしれません。
ただこの問題、そんなにも大きな問題でもない気もしています。というのも、うちの息子は現在1歳11ヶ月ですが、4月に届いた教材も、いまだに楽しく遊んでいます。むしろ少し遊び方が変わったので、成長が見えて嬉しいです。
つまり、1歳2ヶ月でその時は早すぎるように感じても時間が解決してくれますし、少し先のチャレンジをするという体験をさせてあげらます。また、1歳11ヶ月で4月号が届いても十分遊べるので、問題ないかなと思います。
しまじろうパペットは色んな子どもに寄り添っている
出先で、しまじろうパペットを抱っこしている子に出会うことがあります。
私はとっても微笑ましく見てしまうんですが、息子は指をさして「たーたん(しまちゃん)」と言います。自分のそばにいるはずのしまじろうが、違う子どもに抱っこされていると思ってしまっているんですよね。

僕だけのしまちゃんなのにどうしてあの子が!?

しまじろうは、子どもの数だけいるんだよ…
一度、大騒ぎをしてしまって、冷や汗をかきました。しまじろうは、色々な子どもに寄り添っている、そのことが理解できるまでは、ひやひやしそうですw
あ、あとめっちゃ小さいデメリットとして、あのチャレンジ独特の勧誘漫画がもう見られない!というものがありますwあれ、好きなんですよね…。

こどもちゃれんじぷちを始めて大正解!
たくさん迷いながら、私はこどもちゃれんじぷちを始めましたが、ほんとーーーー!!!に良かったと思っています。ベネッセさん、ありがとう!ていうか、こんないいものを、たったの1,700円でいいんですか!?というのが、今のところの正直な感想です。
ここ、ちょっと語りますw(クリックで開きます。読み飛ばしてOKです)
私は子どもを産む前は「幼稚園へ行くまで、保育園には行かせずに子どもは自分で育てよう!」と思っていました。実際産んでからも思っていましたし、子どもが半年過ぎるまでもやっぱりそう思っていました。
「私は子育てを上手にできる!」という、妙な自信があったんですよね。私の母親が専業主婦で保育園には行っておらず、保育園に対してちょっとした偏見があったのも事実です。
でも、半年を過ぎて、動き回れるようになってきて、コミュニケーションが少しずつ取れるようになってきて、「本当に、私一人でちゃんと育てられるんだろうか」と不安になってきました。
私はコミュ症で、ママ友なぞ作れる気がしません。ずっと誰とも会話をせずに生きていきたいけれど、それでは息子に社会性が身につかないし、彼までコミュ症になってしまう、と思い、行きたくもない支援センターへ何度か行きましたが、私にはとても負担でした。
コミュニケーションが取れてくると、正直に言って息子にイライラすることが増えました。「なんにも分かんない赤ちゃん」から「ダメと言われたことは分かるはずの幼児」へと進化したためです。
言っても分からない赤ちゃんは、何をしてもOKだし、イライラすることもありません。しかしコミュニケーションが取れてくると、「ダメってわかってるよね?なのになんでするの!?」とイライラしてしまいます。
こんなに子どもにイライラして、私はおかしいんじゃないか。このままだと、息子が嫌いになってしまうかもしれないと、非常に怖く感じていました。
息子は6時前には起きます。そこから朝ご飯を食べて、まだ6時半。少し遊んで、7:25からEテレを見て、パパを送り出して、もう少しEテレを見て…え?まだ8時半?今日は何をしようかな…と毎日考えていました。特にすることはないし…お散歩?公園でも行く?それでも1時間くらいしか持たないし…1日なっっが!!と思っていました。
こんな不安を抱えているときだったので、おもちゃやDVDがあれば間が持つし、社会性も身につくんじゃないだろうかと思って、こどもちゃれんじぷちを始めることに決めました。それから3ヶ月くらいしてから、前の職場から「そろそろ復帰しない?」というありがたいお言葉がかかりました。
すごく迷いましたが、この悩みって保育園に行けば全部解決するじゃん!私の、「一人で育てるんだ」という妙なこだわりさえ捨てればいいんだ!と思い、子どもを保育園に入れ、復帰することを決意しました。
こどもちゃれんじぷちを始めることを決めて、1年分の受講費を支払ってから、保育園に行くことに決まったとき、「こどもちゃれんじぷちは解約しちゃおうかな」とも思いました。保育園に行くようになったら息子と接する時間は減り、せっかく届いたおもちゃやDVDを楽しむ時間がないのではと思ったからです。
社会性をつけなくちゃという責任感、息子と二人っきりじゃ間が持たない、という悩みは保育園に行くことで解決してしまうから、という理由もあります。

すごく小さく書いてありますが、1年分前払いしていても
途中解約は可能です!
当時、めっちゃ調べたのでw
でも、とりあえず4月分は受講して、それから決めよう!と思いました。そして始めたら、おもちゃやDVD、絵本をすごく気に入っていたので、これはもうこのまま解約なしで行こう!と。
そして半年やってみて、やっぱり私の決断は間違っていなかったことが分かりました。しまじろうも、おもちゃも、DVDも、絵本も、全てを気に入っています。生活習慣やあいさつなど、私一人では教えきれなかったであろうものも、息子はしまじろうから教えてもらっています。
家には普通の絵本もあるんですが、たいていこどもちゃれんじぷちの絵本を持ってきます。息子は、ストーリー系の絵本より、仕掛け絵本や図鑑タイプが好きなようです。
絵本をめくって、車を指さして、絵本のしまじろうにパンを食べさせ、それを私にもどうぞしてくれる息子。かわいくてたまりません。

ホント、解約しなくて良かったです
こどもちゃれんじぷち、ほんとーにおすすめです!!

・女の子なのに車が好きなんて変
・お人形のお世話をする女の子はかわいい