2016年4月、直径10cmと大きく育ってしまった子宮筋腫を、開腹手術によって摘出しました。初めての入院、初めての手術で怖いことや戸惑うことがありました。同じように子宮筋腫がある人の参考になればと思って、レポートを書いてみます。
(当時書いていた日記を元にしています)
他のレポートはこちら↓
子宮筋腫摘出レポ②(子宮筋腫確定後から手術前の準備)
子宮筋腫摘出レポ③(入院準備)
子宮筋腫摘出レポ④(手術当日)
子宮筋腫摘出レポ⑤(手術終了後麻酔が覚めるまで)
子宮筋腫摘出レポ⑥(手術翌日の歩行訓練)
子宮筋腫摘出レポ⑦(手術翌々日)
子宮筋腫摘出レポ⑧(手術後3日目の入浴)
子宮筋腫摘出レポ⑨(手術後4日目と5日目)
子宮筋腫摘出レポ⑩(手術後6日目)
子宮筋腫摘出レポ⑪(手術後7日目と8日目の退院そして後日談)←いまここ
7日目
鼻炎はすっかり収まった。体温も平熱になった。昨日歩きすぎたのか、ふくらはぎが筋肉痛である。
婦人科の病棟は7階でした。そして、1階の売店まで歩いて3往復しました。そりゃ、歩きなれていなければ、筋肉痛にもなる。
同室の二人は妊婦さんだがまだ出産という雰囲気ではない。妊娠中に何かの数値が悪くなり、入院を余儀なくされた感じだった。すでに家を一週間以上開け、いつ帰れるのかも分からないようだった。二人して、数値が上がらないだとか下がらないだとか、早く退院したいだとか、そんな話をしていた。大変だなあ。
退院前検診があった。まったく問題のないようだった。主治医の先生に、皮膚科の件を尋ねた。やはり先生が診察の手引きをしてくれたようだ。お礼を言うことができた。
傷を保護するテープは、貼っても貼らなくてもよい。腹巻も持続してもしなくてもよい。なんともさっぱりとした診察だった。
売店に行ったら、知り合いに出会った。去年出産した赤ちゃんを連れていた。お子さんの風邪で来たらしい。少し立ち話をした。婦人科の病棟はきれいですかと聞かれた。聞けば彼女が入院したころはたいそうボロかったらしい。3か月前にリニューアルしたらしいから、何ともラッキーだった。とてもきれいでフェミニンであることを伝えた。
おやつのクロワッサンを売店で買った。コーヒー飲料とよく合いそうだ。
15時頃に食べようかと思っていたら、なんとおやつが出た!入院生活初だ。この病棟だけなのか、今日だけ特別なのか分からないが、とにかく衝撃だった。クロワッサン買っちゃったよ!
どうも、産婦人科病棟だけ、おやつが出るようでした。
今日は夫が来られないので寂しい。来てくれたとしてもたった1時間だが、大きな1時間だった。その1時間で、あと23時間頑張れるくらい。夫がいようがいまいが、あの面会終了音楽が流れる。猛烈に寂しい気分になる音楽だ。
この音楽は、今でも思い出せます。そして、思い出すと胸がぎゅっと苦しくなる。寂しい気持ちとセットになってしまっています。
8日目
退院日。夫にスカートを持ってきてもらうように頼んだ。
入院の時に、何も考えずにはいてきたズボンは、ウエスト周りがきつく、傷をちょうど刺激しそうだったので、ゆるいスカートをお願いしました。
夫のLINEは、少し浮かれているようにも思えた。私も浮かれている。早く家に帰りたい。
10時頃、退院の手続きがどうたらこうたらで、11時頃に退院できた。思ったよりお金はかからなかった。
久々の病院食以外の食事に迷った。結局、近くのお蕎麦屋さんで食べた。おいしかった。味が濃かった。醤油をかける喜びを再認識した。
久々に帰った我が家。何も変わっていない。落ち着く家。ホッとする。
夕食は、夫はずっとお弁当だったから、温かいものを所望された。豆乳鍋を作った。一緒に家で食べるごはんはやはりおいしい。夫も同じことを思っているのか。とてもうれしそうだった。
後日談
通勤
会社は、退院後1週間は完全に休みました。退院したとはいえ、まだ傷は痛かったし、体力も戻りきっていませんでした。そんな時くらい、ゆっくりしていいよね、と思いました。
次の週から、週2回ほど出勤し始め、退院から3週間後から、普通に働き始めました。
1ヶ月後の検診
1ヶ月後、検診を受けましたが、何の問題もありませんでした。しかし子宮筋腫はできやすい人は何度もできるから、定期的に婦人科を受診するように言われました。
この検診から1年半が経った頃、妊婦健診の時に先生に聞いたら、またでき始めていると言われました。こりゃもう、どうしようもないw年齢的には、もう逃げきっちゃおうかなと思っていますw
この検診で、今までお風呂はシャワーだったけれど、湯船につかる許可を得ました。また、傷を止めている糸が溶けて傷が完全にふさがるまで半年かかるから、その間は避妊するように言われました。
この日まで禁酒をしていたので、この1ヶ月検診を期に禁酒を解きました。
いや、禁酒をする必要は全くなかったんですが、夫が妙にまじめで、1か月検診に合格するまでは飲んではいけないと言ってきたので、守っていました。
とっても飲みたかったので、検診が終わったその足で、一人で居酒屋へ入店。昼間からビールをあおって、上機嫌。久々のビールは最高でした。一人居酒屋、大好き。
この話は、夫の中でごちゃごちゃになっていて、いつの間にか私は退院したその足で、一人居酒屋をしたことになっていました。ひどい記憶改ざん。退院日、一緒に蕎麦屋に入ったのに!そして改ざんされたエピソードの状態で、会社の人に言いふらしてしまったらしい。退院したその足で一人で居酒屋に行く剛毅な妻、というキャラクターが独り歩きしているようですw
生理は手術後2か月くらいで再開。順調。
10月から妊活を始め、基礎体温をきちんと計り始めました。翌2月に妊娠発覚。出産して、今に至ります。
最後に
ここまで長々と読んでくださってありがとうございました!ただの日記に近いので、お役に立てたかは分かりません。
結局何が言いたかったかというと、検診大切!ということです。
私は幸い子宮筋腫という、子宮系の病気の中では最弱(?)の病気でした。しかし子宮の病気にはもっと怖いものがたくさんあります。
少しでも違和感があったら病院へ!産婦人科は、何も妊婦さんだけが行くところではありません。
生理が不順、量が多い、痛みや体のだるさがひどい、妊娠を望んでいるのになかなか赤ちゃんができない、そんなことがあったら、産婦人科へGO!
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