2016年4月、直径10cmと大きく育ってしまった子宮筋腫を、開腹手術によって摘出しました。初めての入院、初めての手術で怖いことや戸惑うことがありました。同じように子宮筋腫がある人の参考になればと思って、レポートを書いてみます。
当時書いていた日記を元にしています)
他のレポートはこちら↓
子宮筋腫摘出レポ②(子宮筋腫確定後から手術前の準備)←いまここ
子宮筋腫摘出レポ③(入院準備)
子宮筋腫摘出レポ④(手術当日)
子宮筋腫摘出レポ⑤(手術終了後麻酔が覚めるまで)
子宮筋腫摘出レポ⑥(手術翌日の歩行訓練)
子宮筋腫摘出レポ⑦(手術翌々日)
子宮筋腫摘出レポ⑧(手術後3日目の入浴)
子宮筋腫摘出レポ⑨(手術後4日目と5日目)
子宮筋腫摘出レポ⑩(手術後6日目)
子宮筋腫摘出レポ⑪(手術後7日目と8日目の退院そして後日談)
今回は子宮筋腫確定後から、手術前の準備です。
初めてのMRI
クリニックで言われた通り、MRIを受けに行く。
クリニックは土曜を利用して、会社を休まずに行けたけれれど、MRIはそうはいかなかい。病院へ行く、と言って午前休をとった。特にそれ以上理由は聞かれなかった。
初めてのMRI。私は好奇心が強いほうだから、これもわくわくしていた。あのでっかい筒に入るの、面白そう。
MRIを専門にしている施設へ行って、とってもらう。
術着に着替えて、大きな機械がある部屋へ案内される。大きな機械は、その存在だけで人をわくわくさせる。
言われた通りに横になり、動かないように指示をされる。40分ほどかかると言われた。横になると筒が覆いかぶさる。狭いところは大好きなので、全く怖くはない。ガシャンガシャンと、割と大きい音がする。最初は面白く感じたが、そんなものは2分もすれば飽きる。
結局すぐに飽きて、寝てしまった。
そんなこんなで、MRI終了。MRIのデータはクリニックに送るから、そこで受け取ってくださいと言われた。
もう一度クリニックへ
総合病院への紹介状とMRIを受け取りに、クリニックへ。
前回の受診の時に悪性か調べると言っていたものの結果も出た。悪性ではないとのこと。ほっとした。紹介状とMRIのデータを受け取って、クリニックを後にした。紹介状というのは初めてなので、ちょっと開けてみたくなったけれど、そういうことはダメだよね、と我慢。
総合病院へ
2016年2月頃。会社のお昼休みを利用して、総合病院の予約を取る。
そしてついに受診。
しっかり時間指定で予約を取ったのに、1時間くらい待った。女性の、愛想はないけれど仕事ができそうな先生だった。MRI画像もあるし、もうあの診察台に乗ることはないだろうと思ったけれど、きっちり乗らされた。2回目だし、相手は女性だけれど、全然慣れない。
クリニックと同じような説明をされ、私は手術で取ってしまいたいという意思表示をした。
先生は、非常に物分かりが良かった。
「じゃあ、いつにします?手術」
カレンダーを見ながら説明された。
「まず、お薬で生理を止めます。しっかり止まったころで手術をしたいので、4月の…この日でどうですか?」
すぐに入院して、さっさと手術ができると思っていたので意外だった。
先生が示した日で、問題はなかった。
「ではさっそく今日、生理を止める薬を注射していって下さい」
診察終了。
かなりさばさばした先生だった。
次に看護師さんが来て、詳しい説明がされる。その注射は保険を入れて、1本2万円だそう。ひえ~~!!高っ!
たしか、リュープリンというものです。
高 い よ ね!!
いいですかと聞かれたけれど、いいも悪いも、するしかないんでしょという…。それを手術の日まで、今日を含めて3回打つとのこと。げげっ、考えてもみなかった。
注射を打たれて、初めての総合病院診察は終了。筋肉注射なので、結構痛かった。ふう。これをあと2回も打つとか…とても気が乗らない。2万円も払って痛い注射とか、マゾ。
手術前のあれこれ
通院
3月にまた、2万円ちっくん(我が家ではリュープリンをこう呼んだ)を受けに行く。
リュープリンを2月に打ってから、すでに生理は止まっていた。もう打たなくていいじゃーんと叫びたかったが、言われるがまま打った。
この頃に、会社へ病気の説明と、手術をすることを話した。病気を治すことに関して賛同してくれたので、ほっとした。
手術前検査
4月の2万円ちっくん(リュープリン)を受けるときに、手術前検査を行った。ちょっと記憶があいまいだけど、以下の検査だった。
血液検査
血液を3本くらい取られた。2万円ちっくん(リュープリン)に比べれば痛くない。何を検査したのかはわからないw
尿検査
これも、コップの尿を渡して終了。何を検査したのかはわからない。
レントゲン
たぶん胸部を撮った。カシャンと撮って終了。
肺機能検査
肺活量を調べた。これは楽しかった。
これを測ってくれる人の乗りが良くて、「はい、吸って吸って…吐いて吐いて吐いて!もっと、頑張って、最後まで!」という松岡修造のような励ましに乗せられて、かなりよい肺活量が出た。数字は忘れたけれど、運動も音楽もしていない女性としては、驚きの数字だった。
心電図
胸部に色々ぺったんして、心電図をとった。
自己血の献血
手術のときに出血が多かった場合に輸血をするとき、自己血のほうが安心安全だから取っておきましょうとなった。400㏄の献血を敢行。よく考えたら献血は初めてだ。
誰かにあげる血ではないので献血とは言わないんだろうけれど、他に適切な言葉が見つからなかったので、ここでは献血と表現しています。
血液検査とは違って、針が太かったのでちょっと怖かった。
あと、献血の針を差すのは、看護師さんじゃなくて、お医者さんだった。多分、血液検査とは違う医療行為なんだろう、よくわからないけれど。
看護師さんがお医者さんにめちゃくちゃ気を遣っていたので、厳然たるヒエラルキーが存在するんだなあと思った。さすがに400ccは時間がかかって疲れた。
手術前説明
さて、2万円ちっくん(リュープリン)をして、手術前検査をして、もうへとへとなところに、さらに手術前説明。
これは家族の人も必要ということで、夫に来てもらうように話をしてあった。病院内で夫と落ち合って、いよいよ説明を受ける。
主に、手術のリスクについてだった。全身麻酔をするから血栓がどーのとか、うんもう忘れた。たくさんの同意書にサインをしてくるように言われ、どっさりとプリントを持ち帰った。
いよいよ手術をするんだなと思った。
13時頃に病院へ行ったがすべて終わったのは18時頃。あたりはもう暗い。
献血をしたからということで鉄剤を処方されたが、どこの薬局もすでに閉店していた。
もうすぐ手術。そうしたら、しばらくは外へ飲みに行けない。夫と夜の街をうろうろし、カキ小屋風居酒屋でカキとビールを流し込んだ。
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